介護療養型医療施設
公開日:令和3年(2021年)4月1日
※この記事は『介護療養病床』と同一です※
簡単に
○比較的重度の要介護者に医療処置やリハビリを提供する施設。
○療養病床のうち介護保険が適用されている病床。
○平成29年(2017年)度末廃止予定であったが延長され、令和5年(2023年)度末に完全廃止される予定。
詳しく
介護療養型医療施設は介護療養病床とも呼ばれ、療養病床の一つです。比較的重度で医療処置を必要とする要介護者が、医療処置、看護や介護、リハビリテーションなどを受ける病床です。
入所には医学的管理が必要な要介護1以上といった基本条件があり、介護保険が適用されます。
終身制ではなく、医学的管理やリハビリテーションなどを通して病状が回復した場合には退去が必要になる場合もあります。
すでに廃止予定の病床のため、現在新しく設置することはできません。
今後、介護療養病床に入院していた高度な医療を必要とする患者は医療療養病床へ、そうでないものは高齢者向けの介護施設への移行を行っており、医療費の軽減や看護師等の人手不足を解決しようとしています。
また廃止後の受け皿として「介護医療院」の新設が進められています。
医療を提供する介護施設として、必要な医療・看護、終末期のケア、日常生活のケアといった生活施設としての機能を備えている施設です。
療養病床は介護療養病床の他に『医療療養病床』があります。
こちらは医療保険でまかなわれており、今後も存続します。
参照:医療療養病床
※本稿は一般的な内容を記述しています。
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