気管切開
公開日:令和3年(2021年)4月1日
簡単に
○喉から気管までを切開し呼吸をしやすくすること、その手術。
○多くはカニューレという管を装着する。
詳しく
気管切開とは気道を確保すること、その手術のことです。
喉の皮膚から気管までを切開しカニューレを差し込みます。必要な場合は人工呼吸器をそこに装着します。
呼吸が自力で困難な場合や、痰などをうまく吐き出せず誤嚥を繰り返す場合に有効な手段です。
参照:カニューレ
しかし気管で直接空気を出し入れするため、鼻や口を通して行う呼吸よりほこりやウイルスを吸い込みやすいというデメリットもあります。
またカニューレの交換は医師・看護師が行いますが、突如外れてしまった場合などは、患者さんの家族等周りの方が対処する必要があります。
個々の状態によりますが、気管切開をしていても喋ったり、ご飯を食べたりすることは可能です。
また誤嚥が減ったり呼吸がしやすくなったりするので、気管切開以前より体が動かしやすくなり、体力がつき日常生活がより送りやすくなることもあります。
病状や体の具合により気道確保が必要ないと判断された場合には、一度空けた穴を再びふさぐこともあります。
※本稿は一般的な内容を記述しています。
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